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ヨーガとは

 ヨーガは古代インドで行者さんたちが自己実現のために行じてこられた修業体系です。モヘンジョダロの遺跡から座を組んだ紋章が出土されているそうです。

 以下にヨーガについて日本ヨーガニケタンホームページより一部分抜粋させていただきます。

「古来のヨーガ修行体系を一つの書としてまとめた聖者がいました。その名前はパタンジャリ大師と言います。その書の名前は"ヨーガ・スートラ/ヨーガ根本教典"と呼ばれています。パタンジャリ大師が生きていたのは紀元前300年頃とも言われていますが、当時既に2000年近いヨーガ修行の歴史がありましたから、その間にヨーガ行者たちに伝承されてきていたヨーガの多くの格言を収録してまとめたものがこのヨーガ・スートラとなっています。

 4章まであるこの書には、ヨーガの多くの格言が記されていますが、いずれも短い言葉での格言集ですので、その意味を理解するには解説が必要なのは現代のことわざ辞典と同じことです。ですからこの書は、今でもヨーガを学ぶ者たちが必ず紐解く書になっていて、沢山の解説書が世界中で出版されています。

このヨーガ・スートラの第2章29節には、ヨーガの八部門からなる有名なアシュタンガ・ヨーガが記されています。以下にそれら八つ(アシュ)の部門(アンガ)の名前を列挙しましょう。

1 ヤーマ(禁止事項/社会次元の自己制御法)非暴力、正直、不盗、禁欲、不貪

2 ニヤーマ(お勧め事項/社会次元の自己制御

 清浄、知足、努力、聖典学習、絶対者ブラーフマン信仰

3 アーサナ(ヨーガの体位法/肉体次元の自己制御)

4 プラーナーヤーマ(呼吸法/呼吸次元の自己制御)

5 プラーティヤーハーラ(制感/感覚次元の自己制御)

6 ダーラナ(精神集中法/知性次元の自己制御)

7 ディヤーナ(禅那/静慮/知性次元の自己制御)

8 サマーディー(三昧/記憶次元の自己制御)

 私たちが自分という存在を上手に制御して動かす時には、私たちが自分の心身構造を知っていなければなりません。人が自動車でも飛行機でも、また他の機械でも動かそうとする時には、それらの構造をまず最初に良く理解しておくことが操縦の為の必須条件になっています。人間という精密機械を自在に動かすにはまず、その構造をしっかり理解しておくのです。そして私たちが学ぶ伝統的ヨーガでは、人間の心身構造を2つの仕方で説明しています。・・・続く 」 (japann yoga niketan ホームページより http://yoganiketan.jp/rajayoga01.html

 このように日本ではまだ石器時代と言われていた頃から、インドでは体系的な修行体系があったということに驚きます。ここからは私の師匠がおっしゃていることですが、既にその頃のインドでは様々な王族や商人の栄枯盛衰があり、それとは一線をおいて、修行に身を置く人が出ていたということらしいです。どの様な変化にも惑わされない確固たる人間形成が必要とされました。

 五千年近く伝承されてきたということは、そこから学べることもたくさんあります。

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